神奈川の新世代
ライター:MC派遣社員()
神奈川の新世代の代表格といっても過言ではないであろう9forは、2/3に行われた『超ライブx戦極U-22MCバトル第一次審査会』での優勝フリースタイルでこう言った。
”今関東の中心は東京じゃなくて神奈川だ!”
彼が言うのも納得できるほど今、続々と神奈川の若手MCがMCバトルトーナメントの上位に名を連ねている。今回はそのうちの何人かをピックアップして紹介します!
①Lick-G

(KING OF KINGS公式Twitterアカウントより)
逗子からやってきた言わずと知れた天才MC。
英国の母の血を継ぐハーフである。
フリースタイルダンジョンにも2度登場しており、戦極15章では64人のツワモノMCの中でベスト4、KOK2016本戦出場、高校生ラップ選手権では第9回で準優勝、第10回の武道館で行なわれた記念大会にも投票を経て出場している。
中学生の頃から頭角をあらわにしていた彼の持ち味は、まだ16歳(現高2)とは思えないほどのワードセンスを駆使した押韻。
さらにUSのラッパーを彷彿とさせる英語混じりの凄まじいフローである。2015KOK一回戦(対呂布カルマ)で踏んだ
「韻を踏もうか。出来ないMC、民族浄化」や、超ライブx戦極U-22MCバトル準決勝(対Rude-α)で踏んだ「証拠不十分→幸徳秋水」などは即興はおろか、普段耳にすることもめったにない単語を魅せた。今年からはKEN THE 390のDREAM BOYに所属して音源作成の活動を中心に行っていくようだ。
②9for

(戦極MC BATLLE公式アカウント)
冒頭でも紹介した現高校3年生の横浜のMC。
戦極MCバトルのベストバウトに何度も登場しその名を轟かせた。私が初めて9forを見たのは、ACE主催の「Voltage」というバトルイベントである。
その頃は全くの無名であったが、クセのあるハスキーな声で落ち着いた語り口調の中にしっかりと韻を落とし他を圧倒していた。
彼はその後、多彩なフローとレベルアップした押韻を身につけあらゆる大会で優勝をかっさらっていった。
第9回高校生RAP選手権で彼がオーディション落ちを公表すると、「なんで!?」「おかしい」「意味がわからない」との声Twitter上で多数寄せられた。第11回が出場の最後のチャンスになるので期待したい。
それと物凄く礼儀正しいです!
③T-Tongue

(T-Tongue Twitterアカウントより)
2016年にメキメキと頭角を現した鎌倉のMC。新成人。
聞き取りやすい押韻とバイブスで圧倒するスタイル。先日フリースタイルダンジョンにも初出場を果たした。
私が彼のフリースタイルで最も好きなところはそのサンプリングの多さだ。
大学生ラップ選手権の予選決勝でひとたびTOKONA-Xの『知らざあ言って聞かせやSHOW』が流れれば
「前回取った戦極の王者、トコナが流れればゲンコツを交差」
とTOKONA-Xの代名詞とも言える握りこぶしを交差するポーズをし、NORIKIYOのライブが行われた超ライブx戦極U-22では
「結局矛盾が矛と盾。金持ち、しかもさ男前。NORIKIYOさん。ガチャリ。どこの誰!」
と、韻踏合組合の一網打尽remixのサンプリングを披露した。それとめちゃくちゃ絵が上手い。
④ENEMY

(T-Tongue Twitterアカウントより)
藤沢のMC。19歳。
フリースタイルダンジョンにも2度登場。独特の小刻みな言葉を重ねたフローによって最高の聞き心地を生み出す。
戦極12章の対呂布カルマ戦で名を広め、T-Tongue主催の波風MCバトルでのダイジェスト動画、同じく神奈川のMASA(20歳)とのレゲエサンプリングまでお互い繰り出したベストバウトが話題となりさらにその人気を得ることとなる。
2016年のKOKの東東京予選では一回戦で敗退したものの(対TKda黒ぶち)、そのバトルはヘッズたちから絶賛された(実際に判定は客1ポイントENEMY獲得、審査員3ポイントがTK獲得であった。)戦極15章東京予選でも優勝している。
今回は4人のMCを紹介した。
他にも第8回高校生RAP選手権王者のLEON a.k.a.獅子や、前述のMASAなども現在注目を集めているMCだ。
では、なぜ神奈川にこれだけ実力派の若手が揃うのか?次の機会に考察したい。
戦極社長のMC正社員さんとは別人です。 ピースに実況やります。見つけたら絡んでください リプ見落としあったらごめんなさい 僕のTwitterは遊びです。見やすさなどを考え、リプライはしばらくしたら消すことがあります。ごめんなさい!!
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