日本語ラップやラッパー、ヒップホップに関する書籍・本をまとめてみました。
◼︎SWITCH Vol.34 No.11 みんなのラップ
「SWITCH」は時代を映し出す表現者たちのインタビュー・カルチャー・マガジンです。
◼︎私たちが熱狂した90年代ジャパニーズヒップホップ
日本のヒップホップが沸騰した伝説の90年代を、17人の“証言“で振り返る!
◼︎ラップは何を映しているのか――「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで
画期的ラップ・ミュージック概論、登場。アメリカ事情に精通する大和田俊之、長年ラップの現場に身を置いてきた磯部涼、批評家とラッパー/ビートメイカーを往復する吉田雅史。
三人のラップ論者が、日米のラップの変遷を語りつくす!
なんといっても236項目27頁におよぶ注釈の質と量が素晴らしい。あまりにも濃くて、そこそこ「ラップ・ミュージック」ファンである私にとっても、なかなか咀嚼できないボリュームの本書なので、もしかしたら、この巻末の注釈から拾い読みする、というアプローチもありかも。
基本的には、ラップに対しての歴史やトレンドが簡単にわかったりするわかりやすいガイドでもあるんですけど、それだけじゃなくて、「何かの文化に対する言説や歴史や批評」みたいなものについて考えたい人にもオススメかと。すげー面白いです
◼︎ラップのことば (P‐Vine BOOKs)/ラップのことば2 (SPACE SHOWER BOOKs)
日本語ラップを進化させる
新旧ラッパー15人の歌詞の書き方証言集 第二弾!!
◼︎文化系のためのヒップホップ入門 (いりぐちアルテス002)
ヒップホップは音楽ではなく、ゲームです!気鋭のライターとアメリカ文学者が
その誕生から現在までを対談形式でお届けする目からウロコのヒップホップ講座
◼︎ヒップホップ・ドリーム
新宿スタイルはリアルしか歌わねえ──
マイク1本で頂点を競う純粋なるヒップホップの精神とそれを裏切るシーンの凶暴で陰惨なる現実。ビーフや騙し合いが渦巻く世界でラッパーは何を夢見るのか?日本語ラップを牽引するカリスマによる自伝的「ヒップホップ哲学」の誕生!
私は新宿スタイルだけが日本のヒップホップの唯一のスタイルだとは思わないが、新宿スタイルを標榜せずとも、「リアルであれ」という命法を金科玉条に(一応)掲げているラッパーは多いように思われる。ゆえに明らかにそのネタ元である新宿スタイルについて実質的に考え直す機会を与える本書は唯一無二の価値を持つのである。
僕が今まで見てきたMC漢はとにかくとにかく真っ黒だった。ほとんどのリスナーはMC漢=アブナイ人の印象であったであろう。僕がMC漢の人生を代弁する筋合いはないので私情は書かないが、彼は間違いなく存在自体がヒップホップであり、リアルな日本人である事は間違いなくこの著書から感じ取れます。
◼︎監獄ラッパー B.I.G. JOE 獄中から作品を発表し続けた、日本人ラッパー6年間の記録
囚人番号345506、南の果ての記憶
2005年、奇妙な音声で録音された「Lost Dope」という曲が、日本のヒップホップ・シーンに衝撃を与えた。声の主は札幌出身のラッパーB.I.G. JOE。ヘロイン密輸容疑で逮捕され、オーストラリアの刑務所に服役中だった彼は、日本への国際電話を利用し、そのラップを吹き込んだのだ……。
◼︎LEGENDオブ日本語ラップ伝説
げに業深きはヒップホップ者の世界————
あなたもこのステキな「呪い」にかけられてみませんか?日本語ラップの名盤を語り尽くす!