MC派遣社員の「生で見れてよかった」ラップバトル集
ライター:MC派遣社員(@prpmqjjpmzrm)
ライブでもバトルでも生で現場で直に見れるほうが動画で後から見返すより何倍も楽しいものです。
では、実際に生で僕が見て興奮したバトルを今回は紹介したいと思います!(^^)!
1.MCニガリ対T-PABLOW
これは第十回高校生ラップ選手権in武道館での1戦ですね。
1回戦のルードアルファ対ニガリでもうほぼほぼ泣きそうになるほど感動した僕。
さらにアインシュタイン対パブロでは本当にどっちが勝ったのか現場では全く分かりませんでした。
そんな2つの試合の勝者による2回戦。
さらに、第4回大会、ダンジョンからのニガリのリベンジマッチと考えるともう激熱!!
さあ、どんな韻やフロー、そして内容になるのか!
と、思っていた矢先、ビートは24bars to kill
両MCはどんなサンプリングを使うのか!と、興奮は再絶頂のところで先行パブロ。
いきなりめちゃくちゃ私情のディス!!!!!最前列中央で見てた私たち!!!!
派遣、きょーじ「え、なになになに。こわいこわいこわい」
あからさまに苛立つニガリ。まだまだ止まらないパブロ。
大スクリーンにお互いの顔が交互に移される。
ニガリの最終バース「こっち見ろよ」
全然純情キャラじゃない!!!!
審査員、レギュラーメンバーの動揺もしっかり見える。
延長、まだ話を引きづりつつも攻め込むニガリ。
しかし!!スキルの勝負が見たいと小藪が言ったからかどうかは知らないが、
圧倒的な韻で潰しにかかるパブロ。
「この日のために負けた戦極、罵倒、KOK!!!!!」
もうこれ聞いて半分死にかけました。
このような鬼気迫るバトルはあとから動画で見るのと全く別物です。
また、武道館開催ならではの地鳴りのような歓声は忘れられません。
2.9for対KZ
当時、9forは語り調であったスタイルから少しづつ他のフローを使い始めたころであった。
対するKZは大阪梅田サイファーのS級実力者。
戦極12章では準優勝も果たしている。
9forは当時、私が覚えている限りでは、若手の中で台頭してきたという感じで大人のMCを倒していたわけではなかったと思う。
そんな中、KZはそんな9forに訪れた第一の関門であっただろう。
いきなり先行から「現在今、山越え谷超え、天下一だ!」と盛り上げる9forだったが
「待て待てお前ら、、、」から始まるKZのバースはさすがにしびれた。
会場の雰囲気が一気に変わった。そこからはすさまじかった。
両MCが次にどんな言葉を出すか、何にどうアンサーを返し、韻を踏むか、会場全体が期待に燃えていた。
判定の際にも会場全体が延長を待ちわびていた。
だからこそ延長も彼らの一挙一動に会場がどよめいたのだろう。
私が帰り道で「あのバトルだけのDVD出たとしてもお金払って買える」といった1試合。
ちなみに、スモールフィッシュの怒りや、抹、我次郎MICの意地、NAIKAMCの安定感、coolすぎるbuntesを肌で感じられたのも、このイベントですね。
3.ヤングたかじん対NAIKA MC
もうこれはDVDを買った方なら感動、興奮の理由がわかると思いますが、
2016UMB グランドチャンピオンシップの決勝戦です。
ここまでクールコアを貫き通してきた呂布カルマが、友達であるNAIKAの前に隙を見せ始める。
(戦極MC代表)MC正社員「一番やりにくい相手は?」
呂布カルマ「友達ですね。」
ー戦極12章DVD優勝者インタビューー
しかし呂布カルマはむしろNAIKAをリスペクトするスタンスの中でも独特の言葉で会場をロックし続ける。
DVDで見るのと違って、二人のここまでのトーナメントをイベントを通して流れで見ているため、より熱くみられるのだ。
NAIKAの熱さは準決勝のニガリ戦を経たことによって最高潮に!
運命の判定は客判定でNAIKAに1ポイント。ここでおわってしまうのか!?
前年までのUMBはこの後陪審員が司会晋平太の合図で旗をあげる。
つまり、陪審員が延長を見たければ意図的に観客判定でポイントをとったMCと逆のMCにあげることで可能なのだ。
しかし、この年はあらかじめ陪審員はボタンを押し判定を決めておき、観客判定のあとにスクリーンに結果が映し出されるのだ。
そう、その演出のなかで陪審員判定は僅差でヤングたかじん。
この時の会場のどよめきと興奮。この試合は延長まで含めて忘れられないだろう。
やはり生の現場ではリアルタイムで進んでいく
ドキドキハラハラ感と感じる会場のどよめきが良い。
チョコレートもキャラメルもビールもイベントも生がおすすめです!!