戦極16章 〜DOPE WEST〜 MCバトル観戦レビュー

戦極16章〜DOPE WEST〜 観戦レビュー

 

 

ライター:MC派遣社員(@prpmqjjpmzrm)

 

 

こんにちは。MC派遣社員です。

本日は5/21に大阪、心斎橋にて行われた戦極16章〜DOPE WEST〜に行った際のレポート記事になります。たいへん遅れて申し訳ありません!

 

 

前日、僕は大学の友達と渋谷で朝まで飲み会。そこからそのまま東京駅から新幹線で新大阪へ…。喫煙席にした意味ないです!ずっと死んだように寝てました!

 

 

 

さて、OPEN時間は14時。

 

前日までの間に僕のところへDMなどで「何時くらいに会場入りすれば前の方で見れますか?」との質問が多数届きました。

 

東京で行われる主要バトルイベントはほとんどが整理番号順。

 

今回は整理番号がないとのことで、「30分くらい前で大丈夫だと思います。余裕をもちたいなら1時間前、それでも不安なら1時間半前の12:30ごろに様子を見に行ってみては?」と返答いたしました。

 

…。

 

 

たいへん申し訳ございませんでした!!

 

12時前から長蛇の列!!

 

 

 

何人並んでんだこれ…。

どうやら8時ごろから並んでいた方々もいたそうで…。DOPE WEST。

 

「なめてました。」

 

アメ村、三角公園のお洋服屋さん?のスクリーンにはなんとEINSHTEINくんが!

 

 

 




 

すごい。

 

14時にヒダディのDJプレイでスタート、そこから前回王者のNAIKA MCなどが最高のライブを行い、さあバトルです。

 

僕の優勝予想はMOL53です!

トーナメントはこちら!

 

 

 

戦極ナンバリング大会で毎度盛り上がること確実な1回戦第1試合。K-razy対MC フロッグ。去年の大阪UMBのリベンジマッチとあって、会場も大興奮!

 

フロッグ「あの日(大阪UMB)からなんも変わってねえ」

 

K-razy「戦極16章、フロッグ、戦力外通告」

 

いきなりのベストバウト!両者お客さんをわかせまくりでしたが、この勝負は見事K-razyが押韻を綺麗にハメて勝利。

 

まゆちゃむ、ミステリオ、ホロンバイム、ふぁんく、ハイキングタカセ、JAKE、Kowree、KBD、ミメイ、Hardy、CIMA、智大、早雲などの西のMCが底力を存分に披露し、勝っていく中、SAM、悪影、黄猿、スナフキン、T-TANGG、NAIKA MCなども関東のMCとして輝きを魅せ、1回戦を突破しました。

 

MOL53、呂布カルマ、晋平太などの優勝候補ももちろんです。

 

 




 

1回戦、僕が注目したバトルは3つ。

 

まゆちゃむ対MC松島

 

まゆちゃむが遅めのビートにひたすら綺麗に乗せきり、その上でしっかりとアンサーを返せたことによってMC松島から勝利を奪うことに成功しました。

 

 

MC松島「まあ、強いて言うなら30歳になったあたりで性欲爆発しそう」

 

まゆちゃむ「ちょーっとまって、今日ままが見に来てるからあんまり下ネタ言わんといて。なんて言ったらいいか、わっかんない。あんたは帰りな稚内の方〜」

 

 

韻も決まりましたね。意味繋げた上で即興で踏める能力も上がってるようです。

 

 




 

続いて悪影対KZ

 

大阪、梅田サイファーのバトル巧者KZは戦極12章では準優勝を果たしている腕前。梅田サイファーの中では最も会話できるMCです(当社調べ)。このKZを悪影が破ります。

 

 

KZ「呂布カルマが何年もかけて積み上げたスタイルをなぞってる」

 

悪影「インファイター?が、外ばっか向いてたら楽だろうが」「地元じゃないと呼ばれない」

 

KZ「お前セルアウト、角出せ、やり出せエスカルゴ」

 

悪影「エスカルゴ?お前はサイゼリヤ」

 

ここまで悪影の圧倒的ヒール感を今日までの露出の少なさから考えると、相当のものだといえると思います。ダンジョンさん!よろ!

 

 




 

そして3つ目がTKda黒ぶち対Hardy

 

選手権に出場したとはいえ、プロップスやここまでのキャリアはTKが圧倒的有利といえるでしょう(これまた当社調べ)。しかし、Hardyが延長の末、勝利を手中にいれるのです!

 

 

TKda黒ぶち「ぶっちゃけるわりには言葉の重みがねえな」

 

Hardy「そんなに次のRが出てくるのが怖えか先輩?」

 

Hardy「俺はブレない。西成レペゼン」

 

その他、呂布カルマ戦のD0raham、SAM戦のじょう、智大戦のNill Nicoなどは敗れはしましたがかなりのハイレベルラップをぶちかましていました。

 




 

2回戦。

 

間違いなく1番の大番狂わせを起こしたのは、大本命の1人呂布カルマを倒したSAM。

 

 

呂布カルマ「馬鹿のひとつ覚えみたいに韻ばっか踏むやつback again」

 

呂布カルマ「ニュースでラップを書いて金を稼いでるこれがラッパーってやつだ」

 

SAM「やっぱチキン名古屋コーチン、俺の頭は吉田松陰、ぶっ飛ばす亀田興毅、俺が平成の沖田総司」

 

 

カルマのニュースのくだりは今読み返してみると深いなぁ、と思うところですが、それ以上にR-指定のフリースタイルダンジョン(vs呂布カルマ)のサンプリングから始め、自らがよく使う「沖田総司」のセルフサンプリングで締めたSAMにお客さんの歓声はこの日最高潮。

爆発的に盛り上がりました。

 

韻で言えば島根のKowreeに勝利した鳥取のJAKEのこのライン。

 

JAKE「Kowreeさんの背筋を凍りつかす。通りすがりに、島根と鳥取、韻の統一チャンプ」

 

気持ちいいいい!

 

そして、悪影の圧倒的破壊力。もはや、何かしらのグランドチャンピオンシップでも通用するレベルでした。

 

 

MULBE対悪影

 

MULBE「這いつくばっても、マイク掴んでリリックを書いてる」

 

悪影「クルーかなんか?D.D.Sの声真似」

 

しかし、次のバトルでこの悪影へのアンサーを返したMOL53。

 

MOL53対Disry

 

 

MOL53「DDS君の声真似じゃないことは確かだぜ」

 

MOL53「あげるホーミー、マイクを使う意味、スカイザリミット、適当なお前のリリック」

 

この2人は3回戦でぶつかります。

 

優勝候補の晋平太はここで智大に敗れます。智大のアンダーグラウンドスタイルは西の会場だとより光るように感じました。

 

晋平太対智大

 

晋平太「お前は俺が嫌いだろ?おれは意外だけどお前のライブが好きだよ」

 

智大「お前に好きって言われても嬉しくねえ」

 

智大「目標達成ってそんな小せえとこでいうなよ」

 

 




 

はい、続いて3回戦いってみよう!

 

 

 

まずバチバチなのがスナフキン対SAM!

 

スナフキン「先行後攻選ばしてやるよ」

 

SAM「先行で。」

 

なんてことだ!両者一歩も譲りません!

 

 

SAM「ナイカさんの背中みてここまで来たぜ!」

 

SAM「眠てえの?寝る子は育つ。チャンピオンベルトはもらう」

 

SAM「ドライフラワー、15の夜に尾崎豊」

 

スナフキン「盗んだバイク?盗んだスタイルじゃ普通じゃないっす」

 

このデットヒートを制したのはSAM!強すぎる!この韻の感じと、関西の大きな大会初登場ということで関西のハートをがっちりつかんでます。

 

ちなみに、この2人はそれぞれ裂固、LickGのリザーバーとして出場しました。

 

そして、この日1番のベストバウトが生まれます。MOL53対Hardyです。

 

Hardy「誰もが言う、やり方は自由、ラップはじめた理由も自分」

 

MOL53「やりはじめたばっかの10代のガキがそんなこと言うな。10代で終わるぞ」

 

Hardyはこの日、選手権で魅せたフローの進化版みたいなフローでここまで登りつめました。この試合もHardyが実力を見せつけ、延長に!

 

 

MOL53「お前みたいなやつ100人みた。アフターパーティーで頑張ってください」

 

Hardy「売れてない?売れてない?これからの話をしようぜ」

 

MOL53「hip-hop、ストリートを知ってから俺のことをディスれよ」

 

この勝負はMOL53が勝利。とても良い試合でした!Hardyくんの音源聞いてみたくなりましたね。次の選手権もぜひ出場してかましてほしいです。あとファッションが好きです。

 




 

さあ!ベスト4が出揃いました!

 

SAM vs KBD

 

MOL53 vs CIMA

 

この2カードです。4人中3人が西のMCですね。流石です。

 

まずSAM対KBD。この日、絶好調の栃木SAMを関西KBDは止められるのか!

 

 

SAM「俺のライムは仕込みなし、諸行無常の響きあり。祇園精舎の鐘の声。お前は負けてバーカンで酒を飲め」

 

KBD「お前は裂固の代わり、俺は滑らないケンドーコバヤシ」

 

押韻対決の軍配はSAMに!いやぁ、実況が辛い!両者踏みすぎ!敗者MC派遣社員!

SAMさんは歴史だけじゃなくて古文も引き出して来れるんすね…。

文系MCの最高峰…。これで受験生も安心してMCバトル見れますね。勉強になります(嘘です。勉強しなさい。)。

 

 

続いて、ZEEP TOKYOで行われたUMB春選抜の決勝と同じカードになったMOL53対CIMA。

 

CIMAが熱韻スタイルで果敢に攻めるのに対して、MOL53は聞いたこともない小刻みなフロー。

 

CIMAに「ロボットのようなフロー」と言われていましたが、そのノリ方がとんでもない。これはぜひDVDでみてください!

 

そして、延長。DJはPEKO。

 

先日フリースタイルダンジョンにチャレンジャーとして挑んだPEKOです。この大勝負に選んだビートはCreepy Nutsの「合法的トビカタノススメ」。

 

PEKO「非合法な2人が合法なビート乗ったらどうなるかな、と。」

 

まさに攻めのビート選択!

 

 

MOL53「これいじめっすか〜?これ乗りたくないんすけど」

 

MOL53「OK、このビート乗りたくないのCIMA君もおんなじ」

 

CIMA「心臓部、何を知っとーる?お前は死んどーる」

 

ここでMOL53、観客全員手を挙げさせるラップ。CIMAもそれに応戦し、バトル終了の合図とともに会場は拍手喝采でした。

 

この勝負を制したのはMOL53。そして決勝へ駒を進めます。

 

 

決勝はSAM対MOL53。

 

どちらが勝ってもおかしくない大勝負が始まります。栃木対宮崎。先行はSAM。しかし、ビートの重低音にややSAMの声が負けてしまいました。するとすかさずMOL53。

 

MOL53「SAM〜?PEKOくんのビートのベースに声が埋もれてる」

 

このディスがSAMに突き刺さります。

そこからの流れは以下の通り。

 

MOL53「チャンピオン取ったとして何ができる?hip-hop引っ張れんのか?」

 

SAM「R指定が作ったものをひっくり返してやる」

 

SAM「バズライトイヤ、栃木の爆弾処理班」

 

そしてMOL53が優勝!SAMさんも非常に惜しかった!

 

2017年、始まって5ヶ月でMOL53がUMB春選抜に続き、主要大会2冠を果たします。今年はMOL53の年になるのでしょうか!?アングラのブラックスターはとまるとこ知らずです。

 

 

ここで前回覇者GADOROのライブ。

 

GADORO「MOL53優勝おめでとう。…俺が出ちょったらどうやろうね。」

 




 

 

関西の盛り上がりは非常に気持ちの良いものでした。記事の更新遅れてすみませんでした!DVDは必ず買ったほうが良いと言って差し支えないでしょう!はい!これ!3バース目よく聞いてね!松島さんBig up!

 

 

あと、ミステリオさんに「実況界のR-指定」と言われました。

 

 

 

お疲れ様でした!

 

トーナメント表提供:B速さん







日本語ラップ好きなら絶対!!

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