渋谷FAMILYにて『戦極 U-22最終予選』を見てきた

渋谷FAMILYにて『戦極 U-22最終予選』を見てきた

 

 

ライター:穴ぐら虫

 

 




 

フロアには明日の本選行きの切符をつかむため気合の入るMCたちと、その応援にと、すでに本選行きを決めたMCの姿も見られた。

 

オープニングDJ EeNYさん。

 

前半はK DUB SHINE、ICE BAHN、BUDDHA BRAND、ライムスターと先週のB BOY PARKを意識したような曲をかけていた。
後半は若い観客に向けてか、

ゆるふわギャング『Hunny Hunt』、
NORIKIYO『やるなら今』、
餓鬼レンジャー『Good Feeling feat. Cherry Brown』、
SALU『夜に失くす feat. ゆるふわギャング (Ryugo Ishida, Sophiee)』など。

 

まずは64人によるトーナメントの1回戦と、シード戦を2試合、8小節×2本形式で行う。
KissShot(先攻・写真左) vs ストローム(写真右)は、
「俺はアーティスト、お前はバトルMC。お前のライブ見たことない」

とKissShotが格の違いを見せようとするが、ストロームが

「昔同じFAMILYでライブやったとき『かっこよかった』って言ってたじゃないか」

と返し、さらに

「あんたの音源も超かっこいい」
とリスペクトして勝利。

 

この日は「Octopas」というMCネームの人が二人エントリーしていて、山梨のOctopas(写真左)はムートンを思わせるようなフロウがかっこいい。
しかし「聞きやすい声で言うことの筋を通す」とセルフボースティングしたSIM(写真右)に敗退。

 

去年の最終予選を優勝して翌日の本選でAmaterasに敗れたMIKADO(写真右)はバリトンボイスで「ナイススメル 前に進める」と滑らかなフロウで聞かせ、ツカダカイン(写真左)に勝利。

 




 

Lav-right(ラブライト・写真左) vs 三四六(さんしろう・写真右)のコミカルのやり合いに、司会のMAKAさん、主催のMC正社員さん、そして1回戦のバトルDJ EeNYさんも思わず笑ってしまう。

 

 

東京は東久留米の方のOctopas(写真左)はlyrical(写真右)に敗れる。

lyricalは「ナイトクル~~ズ」と唾奇『Good Enough』からの引用を見せた

 

 

ステファニー(写真左)は目をひんむいて相手に顔を近づけ、ステージ端に追い詰めてdisるが、

「悪さが光る 名前の由来は松山千春」とスキルでかわしたmidori(写真右)に敗退。
正社員さんは「俺はそのスタイル好きだけど、バトルではいろいろ損をすることも多いと思う」と忠告。

 

 

 

1回戦を見た中ではJ-CODE aka Azathoth(アザトース・写真右)がクールで特にかっこよかった。
1回戦とシード戦が終了して、ベスト32が決定。

shu-9 MARVELICK 狂犬 がーどまん K-Iris TBANG SIM ストローム あっち CESIA 中村 夢句 AGOBOY G☆O HeLLmeSS frog uncool スパーダ MIKADO KAKKY マー坊 ENZEL三四六 lyrical L’RIVER midori デーム Azathoth DRYMOUSE emma Sigto-N(シグトゥーナ) parmlight

 

ライブショウケースは7次予選で優勝して明日25日の本選バトルにも出場するMoonさん。
70年代ニューミュージック風のサウンドを使ったトラックにのせて男女の心の機微を歌う。

 




 

 

 

2回戦は32人から16人へ。
とめどなく言葉が出てくるTBANG(写真右)に、

「焼肉だけ焼いてろ。俺はお前みたいにバトルMCのサンプリングはしない。オリジナルな言葉を吐いていく」

と、プロップスの違いをもろともせず立ち向かっていったK-Iris(写真左)が勝利。

 

 

この日はビートに合わせてメロディアスなフロウを繰り出すストローム(写真右)に対し、

SIM(写真左)は「芯が通ってるところを尊敬してたのに、フロウに逃げた」とdisったが、ストロームは「俺をバイブスだけだと思ってんじゃねえ」と撃破。

 

 

 

マー坊(写真左) vs ENZEL(写真右)は延長に。

EIICHIRO HORIのテクノっぽいミディアムビートがかっこいい。
マー坊の勝利。

 

ベスト16は MARVELICK がーどまん K-Iris ストローム CESIA 夢句 G☆O frog スパーダKAKKY マー坊 lyrical L’RIVER デーム emma parmlight

K-Iris(写真左) vs ストローム(写真右)のときトラブルでビートが止まり、新たにかかったのはCWCTによるトラップビート。

「苦手なビート」と言ったK-Irisに、ストロームはゆっくりから倍速へばっちり乗りこなしてアンサーも返して勝利。

 




 

 

CESIA(写真左) vs 夢句(写真右)。
ここまで

「お前は知らないだろ 決意の涙」

「かわいいだけでラップやってるフィメールラッパーには負けるわけにはいかない」
と熱い持ちを吐露して勝ち進んできたCESIAは、このバトルでも
「お前が快速で進む間、私は各停で一歩ずつ上がってきたんだ」と努力を語るが、

夢句は「母乳が出るとか言ってるやつが熱いこと語っても説得力ねえんだわ」と容赦なく論破。

「人が前に進もうとしてるのに、なんですぐ過去のそれを蒸し返すんだ!」
と敗れたCESIAさんフロアで号泣。

 

フロウ巧者のG☆O(写真左)からの挑発に応えて

「マッチ売りの少女じゃなく娼婦のようにお前を蹴り飛ばす」
と言って、しっかりバースごとに違うフロウを蹴ったMCfrog(写真右)が勝利!
バトル後は健闘を称え合う握手のベストバウト。

 

今回の大会で頭一つ抜けた感じで強いのは兵庫のparmlight(写真右)。

emma(写真左)の「アートを見せようぜ」にアンサーもライムも見事に返して勝利!

しかしemmaさんも、それまでのバトルでの「おれはni○gaだけどninja」とかコンプラ全開だったのから振り幅がすごいな…。

 

ベスト8 が出そろい、カードは
がーどまん vs ストローム
夢句 vs frog
KAKKY vs lyrical
デーム vs parmlight
となった。
上位2名を決定し、決勝戦はやらずにベスト4で敗れた者同士による3位決定戦をやって、その勝者を合わせた3名が明日25日O-EASTでの本選出場。

 




 

ここで再びライブショウケース。
フリースタイルダンジョンの新モンスターでもある裂固のライブ。
「brand new shit~♪」という曲などを披露。
「戦極の動画でよく見てた渋谷FAMILYに初めて来た。雰囲気がいい」

 

 

EINSHTEINのライブ。
明日25日の本選出場について「バトルに出ていいということになったので」と話していて、CMBのときにはReichさんが「バトルには出られないけど」と言っていたし、メジャーの人はバトル出場に事務所ストップとかあるのかね。

 

ベスト8、ストローム(写真左) vs がーどまん(写真右)は
ス「みんなこいつにYouTuberという単純なdisはするな。一人のプレイヤー」
が「あんたのさっきのバトルの親に感謝という話には食らった」
とリスペクトしあう。
親孝行というテーマでバトル内容を支配し、
が「親孝行って金渡すだけじゃないと思うぜ」
と前のバトルでの発言を拾われたのに対し
ス「おれは金を入れてるだけじゃなくて家にいる時は炊事・洗濯もやってる。でも結局感謝ってのは言葉以上では表せないもんなんだ」
とアンサーしたストロームの勝利!

 

MCfrog (写真左) vs 夢句(写真右)。
先ほどのバトルでCESIAを泣かせてしまったからか、フィメール相手のdisがなかなか出てこない夢句が攻め手を欠いてMCfrogの勝利。

 

 

 

KAKKY(写真左) vs lyrical(写真右)は後半意外とバチバチな方向に展開。

KAKKYが勝ったが、lyricalの「俺ならゼシカ、グリンガムの鞭をふるう クールにククールも連れてる」とドラクエネタを入れ込んできたの良かった。

 

江東区出身のデーム(写真左)が

「乗るかい下町ロケット 地元の仲間と一緒に上げてく」
と振ると、parmlightが

「俺はアポロ13」
と返す。

デームは「あえてお前の土俵に乗ってやったんだよ」と言うも、parmlightが自分のやりたいようにバースを展開するのを止められず。

 




 

ベスト4は
ストローム vs MCfrog
KAKKY vs parmlight
このバトルの勝者2名と、敗者同士による3位決定戦を勝った計3名が明日の本戦に進むことになる。

第1試合、先攻frogの

「本選のフィメールあの二人じゃ味気ないだろ?」

を聞いたストローム

「俺は男女関係なくバトルしたいのに自分からフィメールの話題持ち出すな」
にfrogが

「生まれたときから女で理不尽な目にあってきたから、自分で口に出してそれを変えていくんだよ」

と返す。

 

延長戦にもつれ込む。

延長ビートはWheat Catの「♪ パッパッパラ~」っていう曲。
MCfrogが

「壇上に上がったら男女は関係ない」
と言ったのをストロームが

「ダンジョンの話を持ち出すなよ」
とたしなめ、frogがそれは聞き間違いだと訂正。
それでもストロームは

「本当のダンジョンは人生だろ! おれはラストサムライ、(関西勢3人のベスト4の中で)唯一生き残った鎌倉のMC」
と前かがみで相手の目を見てまくしたてる。

ストローム勝利で本選出場!

 

ベスト4、関西勢同士の対決は

parmlight「お前は友達だけど殺す」

KAKKY「ちゃんと球投げて来いよ 一発も当たってねえぞ?」
とにらみ合うが、後半に飛び出た

「今お前に腹刺されても俺は友達だと言える」というパンチラインでKAKKY勝利!

 




 

 

3位決定戦、フロウとライムで自分の世界に持っていくparmlightがここまでたびたび決め所に持ってきたフレーズを、

「今日何回『I’m parmlight』言うねん」
と冷静に突っ込んだfrogが勝って本選出場!

 

戦極U-22最終予選、上位3名に勝ち残って明日の本選に出場を果たすのはストローム、

KAKKY、MCfrog!

ストロームさん、副賞のMonster社の携帯型スピーカーを「地元の後輩がサイファーするときに使うんで」とその場で渡す男気。

 




日本語ラップ好きなら絶対!!

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