UNIRAP大学対抗MCバトルを見てきた。

UNIRAP 大学対抗MCバトルを見てきた。

 

ライター:穴ぐら虫

 

 

会場となった新宿ReNYは新宿駅西口から都庁方面へ歩いていった高層ビル街にある。

司会はフリースタイルダンジョンの審査員でもおなじみのラッパー KEN THE 390と、SUPER GiRLSの浅川梨奈。

浅川さんは先日のNHK-FMでのMCバトル特番でも司会をしていて、今回の出場者の中でそのときに共演したラッパーの面々をきちんと覚えていた。

 

会場を盛り上げるためのあおりを、KENさんの提案で浅川さんがやることに。
ヒップホップ風の「Say, ho!」というコールに初挑戦。


MCバトルに入る前にダンスパフォーマンス。この後のバトルにも出場するしあが在籍するラッパーやダンサーを含めた大所帯サークル、慶応義塾大学HHCの5人がライムスター『B-BOYイズム』のトラックにのせてブレイクダンス&ラップを披露。
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MCバトルは二人によるチーがで一人ずつ交代で8小節×2本を闘い、バトルごとにテーマが設けられている。

「大学自慢」から「政治」まで硬軟あり、ラップの内容がそれに沿っているかも審査の対象となる。

バトルDJはKEN THE 390のバックでおなじみDJ HIRORON。

 

1回戦第1試合は神奈川大学のチーム「ライム兄弟」と、早稲田大学「多嘉喜&ボルシチ」の対決。
早稲田大学の多嘉喜(写真右)が「誰でも知ってる大学。山手線沿いで便利」とアピールすると、神奈川大学の4seam(写真左)が「東横線なめんな。横浜まで100円、渋谷まで270円だぞ」と返す。
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判定は観客の1票と、審査員4名の各1票で決まる。

審査員は慶応義塾大学OBでもあるUZI、戦極主催のMC正社員、この日ゲストライブもおこなう餓鬼レンジャーのYOSHI、法政大学の田中研之輔準教授。

ちなみにこの試合はストレートで2ラウンド取った神奈川大学の勝利。
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1回戦、立教大学「月に代わってお仕置きYO!」 というチーム名に、司会の浅川梨奈が「セーラームーンお好きなんですか?」と興味を示す。

MoonとMC水月でどちらのMCネームも月に関連しているからとつけられたそうだ。

慶應義塾大学「チーム慶応義塾大学」との1stラウンドは、Moon vs Amaterasの戦極U-22リベンジマッチ!

テーマはファッションで、それぞれにこだわりのありそうな二人にはぴったりだった。

Moon「どっちの真似したいかって言ったらこっちだろ?」
Amateras「ファッションっていうのは着るもののことだけじゃねえんだ」

 

このラウンドはMoonが勝利したものの、次のラウンドで立教のMC水月が慶応のMC区役所に敗れ、3ラウンド目のテーマなしでのバトルに出場したMC区役所がMoonを破ってチーム慶応が2回戦進出を果たした。
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1回戦、もう一つの慶応チーム、SFC(湘南藤沢キャンパス)の「HHC」は横浜国立大学の「宇野加藤」と対戦。

テーマが「デート」で、横国のやおんが「デートしてやってもいいぜ」と言うと、しあが「ゴメンナサイ!」と即断る。

勝負はHHCが制したが、審査員のMC正社員が「大学生のイベントにしてはみんな真面目すぎる。CT-ROCKは相方のしあちゃんを『ブス』と言われたのを、自分のバースで『そんなことない。かわいいだろ』とかって拾ってアンサーしていった方が盛り上がるのに」と辛口なコメント。
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1回戦、明治大学「KREIS」のMayuは日本大学「GN9」の9forと対決。

数々のバトルで優勝を飾ってきた猛者を相手に、Mayuは頭が真っ白になってしまったそうで、自分が嫌いなスタイルである下ネタを自分から口にしてしまったことを試合後に悔いておられた。
チームとしても日本大学の勝利。

 

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1回戦ラストは東京大学 vs 法政大学。
2ラウンド目は戦極などのMCバトルでおなじみのMCぬーとsideburnの対決。
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2回戦、「チーム慶應義塾大学」のMC区役所(写真左)はトラップビートへのアプローチがばっちり上手い。

MCネームをノリでつけてしまったので、EP制作を機にGERAと改めると話していた。

 

 

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Amateras(写真左)とやった神奈川大学のClock(写真右)もMC正社員が「抜群に上手い」と絶賛。
別の団体が主催した大学生ラップ選手権で優勝している。

「就職活動」がテーマの対決で、「HIP-HOPに就職」と言ったのはフリースタイルダンジョンでの般若のサンプリングか。

チーム慶応が勝利。
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2回戦、慶応義塾大学HHCと関西から唯一参加の同志社大学「オニサワJOE」の1ラウンド目Mテーマは「好きなアイドル」。

同志社大学のJOE「アイドルはあまり聴かないけど強いて言うならももクロ玉井詩織」

慶應HHCのしあ「私ならモーニング娘。高橋愛 プラチナ期」

しあがラップ始めるきっかけになったダンスを始めたのはモーニング娘。の影響だとか。
しあが情熱を語るもチームとしては同志社大の勝利。
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今大会で異彩を放っていたのは東京大学院生のゆうま。
ステージ下の大学生スタッフを「撮影、俺も手伝ってあげましょうか」といじり「俺のセルカ棒、ロンゲスト!」と下ネタラップをかます。
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餓鬼レンジャーのライブのみ撮影禁止。
セトリ
・まずは空手チョップ
・GO FOR BROKE
・超越
・火ノ粉ヲ散ラス昇龍
・ONE

おなじみの曲から最新アルバム『キンキーキッズ』収録曲まで、タコ神様と新加入したDJオショウもステージ上を動き回り盛り上がった。
12月9日デイタイムに渋谷ハーレムでライブあるそうで、曲をコラボしたあのラッパーやあのシンガーも出るかも!

 


準決勝、チーム慶応義塾大学 vs 同志社大学「オニサワJOE」は1ラウンドずつ取って、3ラウンド目を代表者が相棒も中央ステ―ジに来て見守る中で勝敗を決める。
関西勢は韻の手数が多く独特だったが、MC区役所のフロウが勝りチーム慶応が決勝進出。
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2回戦で日本大学「GN9」に敗れ、観客の投票による敗者復活で準決勝に上がってきた東大は、またも日大と対戦。

9forがゆうまに
「すぐそうやって下ネタ 下手(したて)に出てるけど、あんたはラップが下手(へた)だ」と文字起こし推奨の含蓄あるラップで勝利。
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決勝は「チーム慶応義塾大学」vs 日本大学「GN9」。
昨年の戦極U-22でAmaterasに敗れた9forは鼻息荒く細かい韻を並べた早口フロウを放つ。
ちなみに決勝のビートは司会のKEN THE 390の曲『真っ向勝負』。
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決勝はテーマなし、8小節×3本という形式で、お互いの実力がガチンコでぶつかり合う。
日大のがじゅまるはノーガード戦法のように腕をだらりと揺らしながら慶応のMC区役所を追い詰めていく。
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UNIRAP 大学対抗MCバトル、がじゅまる&9forのGN9レペゼン日本大学が優勝!

賞金10万円の使い道について聞かれ、9forは「後輩にご飯おごります」と答えるが、がじゅまるは

「あ、僕は終電もありますんで…」とうそぶくとKENさんが「おごる気全然ねえじゃねーかよ!」とすかさずツッコむ。

本当は友人とラーメンを食べに行くそうだ。
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審査員を代表してUZIが総括。

「これから5年後、10年後まで残るラッパーの記念すべき一歩を見ることができて最高うぇいよー!」

 




日本語ラップ好きなら絶対!!

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