渋谷ロフト9にて『戦極×KOK予選』見てきた。

渋谷ロフト9にて『戦極×KOK予選』見てきた。

 

ライター:穴ぐら虫

 

この日は年長者のMCのエントリーが多かったようだ。

 

33歳、若手からの信頼も厚いZ.I.O-RAMA(ジオラマ・写真右)が関西のフィメールP-NOM(写真左)に勝利。

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30歳の(写真右)は25歳のリヴァイアさん(写真左)から「ガリガリガリクソンみたいな見た目」とdisられたのを「じゃあ俺が『ケセギャリギャリギャリ…』みたいな音で登場すればいいのか!?」とM-1グランプリの出囃子の音をサンプリングして韻と内容を踏まえたアンサーで勝利。

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38歳で自分の会社を持つB-STOP(写真左)は「お前のラップは小学生の作文か

ヒップホップはストリートに咲く文化」ときれいなライミングを入れ込んだが、レペゼン横浜の実力者 HENAN(写真右)に敗れた。

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34歳のVENM (ヴェノム・写真左)は初めて見たが、声量やスキルもたしかで、MCバトルに限らない音楽活動のキャリアを有していると思われる。

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30歳を過ぎてからマイクを握ってラップを始めたという中年B(写真右)に対し、戦極主催者ながらKOK出場を狙うMC正社員(37歳・写真左)は「小規模のバトルイベントで活動しているお前が戦極に乗り込んでくるんじゃねえ!」と、権力者ならではのヒールっぷりを見せつけて勝利。

しかし2回戦で炉馬に敗れた。

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1回戦のベストバウトは延長までもつれ込んだRYOTA(写真左)vs よんろく(写真右)。

ベテランとはいかないまでも先輩であるRYOTAを「フリースタイルダンジョンで1回戦負けして恥をさらした」などと厳しく攻め立てる若手のホープ よんろくに、RYOTAは「それをお前が知ってくれてるなら出た甲斐があった。みんな俺の過去の話ばかり。今を生きようぜ」と包み込んで勝利。

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また最近バトルよりユニットBuzz Bratsとしてのライブや音源で注目されている23歳のbunTes(写真左)も久しぶりに参戦し、15歳のemma相手にスキルフルで評価の高いフロウと韻で勝利した。

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2回戦ではMCナムル黄猿に対し「あなたは俺の心の火付け役。対戦できて感謝です」と憧れの人を前に勝負を捨てて喜ぶ。

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2回戦が終わってベスト16が出そろい、以降のバトルはFRESH!TVで生配信されるが、その前に渋谷サイファーのACECHARLES(シャルル)によるフリースタイルショウケースが入った。

テレビの取材がこの夫婦に密着しているとのことで、ステージの様子が撮影された。そのためか「私はずっと好きだけど」「付き合ったのは約3年かな」など、リップサービス的なラップも多く飛び出した。

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配信がスタートして、まずはトラックメーカーWAZGOGGの名でも知られるDJ WATAによるスクラッチショウケース。WATAはこの日の後半のバトルDJも担当した。

ちなみにオープンから前半まではDJ KWEMIIII、渋谷サイファーのバックとそのあとのDJタイムはSION

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ベスト16第1試合はBATTLE手裏剣(写真左) vs 手裏剣の「Don’t Test Da Master」という語尾を拾って「饒舌なさ お前にぶつける情熱の熱さ」と韻を踏んだだったが、「俺はJ.O.E.YよりBAD ASS」とUSラッパーの名前を織り込むなどした手裏剣の勝利。

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この日の優勝候補と目されていた33歳のGOLBYに、勢いのある若手のJ平が「俺は生意気かもしれない。だがいつだって生意気な後輩が革命を起こすんだよ!」と挑むが、J平の出したライミングを「生ぬるい」とたしなめ、それを上回る韻を放ったGOLBYの勝利。

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ベスト16のバトルが終わってGADOROのライブショウケース。最後は「一人の人間として、みんなと同じ目線でラップがしたい」と、ステージを降りてフロアの中央で観客に囲まれながら新曲を披露。

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この日 勝ち進んだベスト8は

BATTLE手裏剣

HENAN

黄猿

GOLBY

SHOHEI

MC

T-Tongue

BALA a.k.a. SBKN

 

黄猿は押韻が得意なGOLBYに「今夜飲むのは勝利の美酒 お前は死す 即フィニッシュ」と韻で対抗する。それに「お前がメインディッシュ」と韻をかぶせるGOLBYは「ライミングは高リスク 下手だと客が凍りつく でもやるのが俺のB-BOYイズム」と踏んだが、観客は黄猿に軍配を上げた。

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期待の若手同士の対決、MC龍が「知ってる仲だけど勝負はガチで真剣」と宣言するとSHOHEIが「ガチで真剣? ステージで起こす殺人事件」とライムで返し、他のベスト8の面々よりプロップスで劣るに「他と比べてお前は質が悪い」とdisるが、「質が悪い? 韻なら巧み SHOHEI殺して密室殺人」と得意の韻でうまい返しをしたが勝利。

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T-TongueBALA a.k.a. SBKNの様々なdisに的確にアンサーして勝利。

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準決勝第1試合、BATTLE手裏剣に対し黄猿は「あんたは兄貴分 だがここでの立場はイーブン」と堂々と張り合って勝利し、決勝進出。

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準決勝第2試合、T-Tongueにいきなり「誰やねん!?」とかまされたMC龍は相手の定番のフレーズで韻を踏み返して渡り合うが、壁は崩せず。

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決勝は黄猿 vs T-Tongue

「本物のHIP HOPを見せるだけだ」という黄猿に、T-Tongueは「ガキに夢見せた光るミラーボール」とバトルやライブなどクラブ現場での活動の重要性と自らの充実度を誇るが、黄猿は「そうじゃないところもある Diggin’ Diggin’ レコードを掘り出しながらヤバい黒い音を見つける」とHIP HOPカルチャーの多様な在り方を提示。

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優勝は黄猿! 賞金5万円と来年1月12日に開催予定のKOK本戦への出場権を獲得。漢a.k.a. GAMIが登場し、招待状を授与して今大会は幕を閉じた。

 

 




日本語ラップ好きなら絶対!!

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