『戦極17章神奈川予選』観戦レポート

『戦極17章神奈川予選』観戦レポート

 

ライター:穴ぐら虫(@anagramshi)

 

会場の横浜元町BRIDGEには、神奈川を拠点に活動するラッパーが多く集まった。

 

オープニングDJ motoiは前日にツイッターで予告していた通り、神奈川のアーティストしばりで曲をプレイ。

 

サイプレス上野とロベルト吉野『ヨコハマ・ジョーカー』

丸『Fujisawa State of Mind』

DINARY DELTA FORCE『Bed Time Anthem』

OZROSAURUS『Prfile aka Ghetto Bird』

KOWICHI feat. T-Pablow『No, No, No』

 

など。

 




 

ライブショウケースからイベントがスタート。

 

レペゼン藤沢のENEMYは青い炎のような落ち着いて見えて実は熱量の高い言葉を吐きだしていく。

 

『Lighters』でレペゼン鎌倉のT-TANGGを呼び込んでコラボ。この曲では観客がライターの火やスマホの背面ライトでステージを照らすのが恒例となっている。

 

T-TANGGは次の「スットコ大先生」のためにと、いつものしんみりする曲ではなく、ゴリゴリの『THE HARD WAY』で出番を締める。

 

 

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Masa&トラヴィス・スットコのライブはイントロがかかった事典で観客が沸く。「今日はライブもバトルも頂くぜ」と言い残して去っていった。

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1回戦は若いバトルMCや戦極は久しぶりのベテラン、初めてバトル参戦の人からお笑い芸人までが自分を試すような場となった。

 

MC.HIGH&LOW×這(写真左)はフリースタイルダンジョンで注目を集めたフランケンの早口フロウを取り入れてみたようだったが、Adept(写真右)には通じず敗退。Adeptはこの日見た中で新たに注目したMCの一人。今後の活躍が期待される。

 

 

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1回戦ベストバウトはK-Noiz(写真左) vs GERA(写真右)。

 

 

K-Noizから「Lick-Gのニセモノ」とdisられたGERAが「Mellow Akira その考え古い メソポタミア」と返して勝利。

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1回戦が終了して神奈川出身のバトルMCとして名のある面子はほぼ全員順当に勝ち進む。

 




DJ CANとNonkeyがこの会場でのパーティーの楽しみ方をレクチャー。

 

 

ライブショウケースは句潤Dragon One。この二人はのちにエキシビションで16小節×2本の味わい深いバトルもおこなった。

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2回戦の名勝負はMC chago(写真左) vs バチスタ

お互い知的に韻を踏みまくるが、FORKのように語りかける口調でバンバン韻を踏んだバチスタが「ライム打って押す送信ボタン 俺はお前の上位互換だぜ」と決めて勝利。

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ベスト16、BOZがICE BAHNのDJ BEAT奉行の名を出すと、BALA a.k.a. SBKNが「その奉行さんと俺は今曲を作ってるんだ」と返して勝利。

ちなみにこの二人がコラボした曲『KICK OFF』もかっこいいのでぜひチェックしていただきたい。

https://www.youtube.com/watch?v=AyEFIVVk9Qg

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巧みなフロウでこの大会をかき回したやんでぃに、夢句は「鎮座DOPENESSみたい」とdisるが、それを受けての2バース目でさらに複雑に上下するフロウを見せたやんでぃが勝利。

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MOL53はベストアルバム発売を控えて鉄板セトリを披露。

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ICE BAHNはフリースタイルダンジョンのモンスターで人気のFORKへの女性ファンからの歓声がひときわ大きいが、FORKはメンバーの名前を紹介したあと「全員、姓はICE BAHNだ」と。

モンスターとしての入場曲の『RHYME GUARD』を始め、初期からの代表曲『越冬』をライブで聴いた若いMCも大勢いたと思われ、大いに刺激になっただろう。

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相模原出身のT-Swaggが以前に見たときより声に渋みが増してて、韻も重みがあって良かった。

しかしENEMYはそんな彼をも手玉に取る。

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川崎出身で最近勢いのあるよんろくのプロップスもライミングも、「世界基準」のMasaには通じない。

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準決勝でTERA_Zは8小節×4本をクラシックの交響曲のようにダイナミックに変化するフロウで紡いでいき、勝利をつかんだかと思われたが、Masaが「フロウなら俺の方がかっこいい」とステージ中央まで来て腰を揺らすと観客が賛同の声を上げる。




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盟友ENEMYとの決勝でも「ラダマーシー トモダチ」の言い方ひとつで会場を沸かせたMasa&トラヴィス・スットコが優勝!

 

賞金5万円と、2018年2月17日にZepp Tokyoでおこなわれる戦極17章の神奈川代表の座を勝ち取った。

る祝杯を持ってきたT-TANGG含め、神奈川U-20の関係性はアツい。

 

MasaENEMYも、12月16日ナイト帯関内7th Avenueでの『Nation of Klang』(ネイクラ)、23日デイタイム藤沢F.A.P.での『サンパールU.G.』というイベントで見ることができるので、興味を持った方はぜひ行ってみてください。




日本語ラップ好きなら絶対!!

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