UMB2017千葉予選〜UMB地方予選とは〜

UMB2017千葉予選〜UMB地方予選とは〜

MC派遣社員

 
 

皆さんこんにちは。MC派遣社員です。
11/13に千葉県で行われたUMB2017千葉予選に行ってきました。

 
 




 
 
 

・UMB地方予選とは

 
 

今年は47各都道府県予選+REVENGE予選の48予選が行われ、

 

12/30に新木場coastにてGROUND CHAMPION SHIPが行われます。

 
 
 

UMBの地方予選はその県によって特色が出ます。

 
 
 
 

なぜならその県の人たちがその年の「自分たちの代表を選ぶ」からです。

 
 

故にUMBの各予選は「ジャッジメントデイ」と呼ばれます。

 
 

誰を年末に東京へ送り込むのか、誰が1番イケているのかを決めるのです。

 
 
 
 

ですからまず、その県にゆかりのあるMCは有利です。これは判定においてという面よりも「語る内容」が圧倒的に多くできるからです。

 

小節が無駄になることがなくなります。

 
 
 
 
 

そして地方予選では、東京、大阪などの巨大都市でないと、お客さんがたくさん入らないことも多々あります。

 
 

これによってバースの途中の韻などでドカンと盛り上がる回数がグンと減ります。

 
 

ですが、このことが逆に内容をしっかり見て判定してくれることに繋がります。

 
 

「あれ、東京のバトルイベントではこのやり方で勝てたのにな?」ってMCもいると思います。

 
 

それとアティテュードがかなり大事になってきます。やはりその県を背負ってたつ覚悟があるのかをバイブスと

 
 

アティテュードがあるのかを見られます。

 
 
 
 




 
 
 

・1.2回戦

 

 (ultimatemcbatlle instagramより引用)

 
 
 

ベストパンチラインは前年の千葉王者であり、フリースタイルダンジョン2ndシーズン、1人目のチャレンジャーの雄猿

 
 
 

1回戦第1試合の先行で登場した彼は「ぶっちゃけめんどくせえ」と言っていましたが、2回戦でそこを突かれます。

 
 
 
 

「めんどくせってなんだよ!」と言った具合に。それを返した悠猿のアンサー。

 
 
  

「面倒面倒。つまらないラッパーが多いからめんどくさい。」

 
  
 

これは明らかにその日のエントリーMCに向けたディスであったため盛り上がりました。

 
 

そしてもう1つ。マイクにうまく声が通らない対戦相手に向けて、1回戦溫寿を破ったMk-2が放ったライン。

 
 
 

「ハロウィンはもう終わったぞ。早くラッパーの仮装はやめろ。」

 
 
 
 




 
 

・ライブ

 

千葉のMCによって行われたそれぞれのライブは全部かっこよかったんですが、中でも驚いたのが雄猿のライブ。

 

通常のバトルイベントだとライブになるとステージ前から観客が減ってしまうことも多いですが、このライブでは始まると同時に

 

人がステージ前に集まり、終わってバトルが始まると同時に半分くらいが下がっていきました。

 

司会のDOUGH BOYが最初に「HIP-HOPはフットミュージックだと思ってるから!」っていいていたのはまさにこういうことだと思いました。

 
 
 




 

・ベスト16

雄猿
K.T.HELL
弁天
Kotaru
きのぴよ
VENOM
DJユウタ
中年X
ネル
奈落
Mk-2
KAMUY
MC天我
sak_rice
MCムハンマド
Si

 
 
 

雄猿は前回チャンピオンの余裕を持ちながら、弾むようにリズミカルなフローと独特のリリックセンスで安定の勝ち上がり。

 
 
 

雄猿「雄猿雄猿、うるせえなぁ。B-BOYのBはブレイク・ブラックのB
じゃなくてバティボーイのBだったのかなぁ?」

 
  

Kotaruは出場者で唯一しっかりと押韻で盛り上げ勝ち上がっていた印象。

 
 

弁天が白人主義の話の流れから「お前は白旗をかざす」と言えば、

 
 
 
 

「いや、お前が白旗をかざす、俺はここで一花を咲かす。」
と切り替えしていた。

 
 
 
 

ただゴリゴリの押韻主義というわけではなかったため、会話にもしっかりと筋が通っていて会場をロックしていた。

 
 
 
 

DJユウタは雄猿のライブのバックDJとして来ていたのだが、当日エントリー枠が空いていたため、急遽ステージに上がることになった。

 

1回戦からシーンや現場についての意見を語り続けていた。ここでの相手は東京予選にも出場していた中年X。

 

この試合は観客の歓声により1発延長。

 
 
 
 

DJユウタ「ほら、見ろよ。1回戦で負けたMCたちがいなくなった。あいつらのことを本当にB-BOYっていうのかな?」

 
 
 

このラインが決まり延長はDJ ユウタが勝利。

 
 

たしかに、会場からは1・2回戦で負けたMCのほとんどがいなくなっていたように感じた。

 
 
 
 

ベスト16のベストパンチラインは

 
 

KAMUYがMk-2に「俺をバカにしたやつを見返すために持つマイク。」と言われ、とっさに放った、

 

 

「歓声聞いて見ろよ。誰もバカにしてないぜ?俺もマイクで自分が変われた。今度は俺が人を変える番だ。」

 
 

このパンチラインはKAMUYの持ち味のフローも加わってバッチリ決まった。

 
 
 

もう1つはMCムハンマドに負けたSiの

 
 
 
 

「ミルフィーユも層が厚くなきゃうまくねえだろ、もっと言葉を重ねな。」

 
 

 

です。この試合は観客判定がかなりギリギリで良い試合になりました。

 
 
 




 
 
 

・ベスト8

 
 
 
 

○雄猿対Kotaru
雄猿「千葉のMCはやたら勝ち逃げが多いな。
負け恥をかきにきた。
殺して欲しいのにお前何言ってんの?」
DJユウタ対○VENOM
VENOM「東京ではディスり合い、
けなしあいがあるかもしれないが千葉では皆ぶつかりあってる」
DJユウタ「俺はここまで韻を踏まずにきた、
やっぱ千葉のバトルMCはかっけえな」
○KAMUY対ネル
KAMUY「兄貴住んでる松戸、金なくて一緒に食ったマクド、あの時から変わらない覚悟」
サクライス対○ムハンマド
ムハンマド「大人になりたくねえからビート上で遊んでるぜ」




 

・ベスト4

雄猿
VENOM
KAMUY
MCムハンマド
 
誰かがこのままぶっちぎりで優勝するという感じでもなく、4名とも均衡した実力に思われたベスト4であった。

 
 
 

①雄猿対○VENOM

 
 
 

先行雄猿、16×2本を選択

 
 
 
 

雄猿「ワッサ!千葉のBrother、夜に咲いたFlower!」

 

 
 

VENOM「こんなにわかりあってるのに勝者を決めなくてはいけない。むなしいか?悲しいか?UMB!これが千葉の戦い方だ。」

 
 
 
 

雄猿とVENOMは過去に同じいべんとでライブをしたことがあり、お互いを解りあっている上でのバトルとなった。

 
 

しっかりと弾むようなフローでラップし続ける雄猿に対して、VENOMは前乗りの語り口調で文字をかなり詰めて思いを伝えるスタイルだった。

 
 

この試合が1番のベストバウトであっただろう。

 
 
 

 
 
 

②MCムハンマド対○KAMUY

 
 
 

KAMUY「フローがどう、とか、俺の前で言っちゃうあたりまだ理解がNO〜〜」

 
 
 
 

バンドマンでもあるKAMUYはフローもメロディーラインをつけたりと変幻自在であった。

 

ムハンマドもかなりグルービーなラップスタイルであったが、KAMUYのフローを指摘した点を逆に、突かれる形となってしまった。

 
 
 
 




 

・決勝

 
 

○VENOM対KAMUY

 
 

先行のVENOMにはビート選択権と8×4か16×2の尺の選択権を与えられる。

 
 
 

1つ目はDr.Dre ft.Snoop DogのDeep Cover

 

 
 
 

2つ目はJAY-ZのD.O.A(Death Of Auto-Tune)

 
 
 


 
 
 
 

VENOMは観客に「どっちがいい?」と聞き、2つ目に決定。そして先ほどの準決勝の対戦相手の雄猿がそうしたように、16×2本を選択。

 
 
 
 

VENOM「地獄の中から引きずり出すものがヒップホップだ」

 
 
 
 

KAMUY「俺も未だに体の半分は地獄に行きそう」

 
 
 
 

VENOM「この16小節の中に俺の人生を集約して乗っけるぜ。だから君達もこの小節に人生を乗っけてくれ」

 
 
 
 

こうしてUMB2017千葉予選優勝は、ビートに対して前乗りの語りスタイル、ピースの中に忍ばせた熱いバイブスでパンチラインを連続で履き続けたVENOMとなった。

 
 

ウイニングラップVENOM

 
 
 
 

「卒業証書ももらえなかった俺がこんな大きな賞状もらえるなんて思ってなかった」
今回の千葉予選は「ディス」より「ピース」がキーワードとなっていたと思う。
20代中盤から後半のMCも多く、渋谷などで見る普段のバトルとは全く違うものとなった。
 (ultimatemcbatlle instagramより引用)

 
 
 
 




 

さて、来週はUMB神奈川予選。神奈川は若手が多く出場する激戦区。スキルと「神奈川らしさ」を持つMCのみがお客さんのジャッジによって勝ち上がれる。
一体どうなるのか?お楽しみに!

 
 
 
 
 
 
 
 
 




日本語ラップ好きなら絶対!!

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