戦極17章レポート②山崎奏太郎の写真で振り返る
MC派遣社員
KOK、UMB 、罵倒、SPOT LIGHTと主要大会でもたくさんの大会がある現在。
小規模なものを含めれば無数のバトルイベントが存在する。
では、その中で「戦極MC BATTLE」はどんなイベントなのか。
戦極17章を観戦した中で僕が感じる戦極象を見ていきたい。
今回はカメラマン山崎奏太郎の写真で振り返る。
まずはDJ YANATAKEのDJ TIMEからスタート。
僕は1時間のDJ TIMEのうち、30分だけ見ることが出来たのだが、YANAT
戦極に来るお客さんの層に合わせて有名な曲を短めに切り合わせ繋
恐らくだが曲のBPMも若干早めに変えておりノリやすくなってい
次々と知っている曲が流れるため、バトルスタートに向け、
思わず出演者のMasa&トラヴィス・
Masa「YANATAKEさんのDJ TIMEが最高すぎて思わずね。」
MOL53、Lick-Gのライブを経てバトルスタート。
今回はオープニング映像つきで、ナレーションはICE BAHNのFORKが担当。
僕の中では演出といえばUMB 、高校生RAPというイメージがあったが、
ストレートにカッコよかった。
1回戦
1回戦のカードは2016年のKOK関西予選でのCIMAとのバ
KIRRYはMCバトルのイベントにガンガン出て来る訳ではない
戦極は選抜制で主要大会を行うため、
1回戦第1試合のビートはZEEBRA/Street Dreams。
誰もが知るビートで会場も盛り上がる。
戦極は主催、MC、DJがそれぞれのやり方で会場をとにかく温め
1回戦のベストバウトはMr.Q対ミメイ。
若手の中でも実力派のミメイに対して先行はレジェンド、
Mr.Qがトーナメントに組み込まれているだけでゾクゾクするが
Mr.Qが参加している名曲、CHAIN REACTIONのサンプリングで会場をわかす。
「リスペクト、任天堂、ならWii、超えこっちにスイッチ」
すかさずMr.Qもヤバすぎるスキルのサンプリングから踏み続け
正直この熱量とスキルを持ったQに若手が勝つのはかなり難しいと
TKda黒ぶち対Lick-Gの対戦も見もの。
戦極16章以来の再戦となるであろう2人。
過去のその試合ではTKがLick-Gに対し
「
こんなこと相手に言うことじゃないかもしれないけどめっちゃうま いな」
と、Lick-Gを賞賛し、敗北。
リベンジに燃える先行のTKに対し、
「スカした態度?観覧車(ZEPPはお台場内のため近くに観覧車
あり)でFuckするグラビアアイドル」
と、踏み返し勝利。
また、罵倒の時のように、
~1回戦を山崎奏太郎の写真で振り返る~
2回戦
晋平太対FRANKENのような再戦が大舞台で見れるのも戦極な
意外だったのは晋平太がFRANKENのような早口フローで韻を
FRANKENは1回戦同様、
ゆったりと小節末で韻をきっちり落としたり、「
そして2回戦でもMr.Qが火を噴く。神奈川の実力者Drago
「ダイバシティ、高いバイナリティ、生易しい、
サイファーしに来てんじゃねえんだよ」
と踏みまくり。さらに
「わー、まるで公開オーディション、Qさん相手どうしよ~」
とDragonOneを煽り勝利。
1回戦で破ったミメイもDragonOneも現役の最前線で活躍
2回戦で破れてしまったもののこの日かなりのインパクトを残した
呂布カルマ戦では
「2.3年後なんて見てねえ。2.3秒後にひっくり返す」
とパンチラインを放った。
~2回戦を山崎奏太郎の写真で振り返る~
3回戦
優勝候補として名前が上がることが多かったMOL53とLick
MOL53は昨年罵倒ごろからメキメキとプロップス、
Lick-Gは一戦一戦の強さの底力を見せるGILの前に敗北。
GIL「韻がつまるとかつまらねえとかの次元でやってねえんだよ」
3回戦では呼煙魔が全てのバトルをMPCで担当したが、たった1
~3回戦を山崎奏太郎の写真で振り返る~
ベスト8
mu-ton対GILは激戦の東北対決に。
同郷同士のものが戦う試合も他の大会ではなかなかお目にかからな
ここまでかなりハイレベルなラップを続けた9forは呂布カルマ
若手とベテランの力比べが見れるのもまた戦極ならでは。
~ベスト8を山崎奏太郎の写真で振り返る~
ベスト4
ハハノシキュウ対GIL◯
スナフキン対呂布カルマ◯
スナフキンと呂布カルマは近年の主要イベントの上位でもよく見る
この時点で優勝予想がかなりしづらく混戦状態になっていた。
戦極の雰囲気を完全に掴み、
GILの一戦一戦の集中力と粘り強さ、
崩さないB-BOYスタンスを提示するスナフキンの前に呂布カル
押韻のスキルがトップクラスのスナフキンを相手に語尾合わせの韻
会話の流れが後攻の呂布カルマに寄ったこともあり勝利。
決勝
呂布カルマはGILに対し、
さらに福島の代表としてはGILが役不足だという点について攻め
しかし、ブレないGIL。
「たしかに福島泣いてるな。嬉し泣きにはまだ早えな!」
この一言が完全に会場をロックした。
なんと言われようと絶対にブレないスタンスを保ち続けたいぶし銀
そして決勝後にはSP LIVEが待っている。
今回は唾奇xHANG。ヘッズが見たいものを今1番見せてくれる
バトルが終わったあとの会場にもほとんどのヘッズが残り唾奇xH
この日まで唾奇xHANGを知らなかった人でも、帰ってから唾奇
僕にとっての戦極は「お祭り」だ。
バトルやライブは盛り上がり、物販も賑わう。
気になった方は戦極18章、そしてその予選大会へ!