2/18『戦極18章 開幕戦』観戦レポート

戦極18章 開幕戦を見てきた。
前日に開催された戦極17章で配られたフライヤーを受付で見せると1000円+1Dで入れるとあって、会場の渋谷FAMILYは満員。
オープニングDJは日本語ラップを専門とする浮世神鬼(ウヨジンキ)。
SIMON/Eyes feat. IO, RYKEY
GADORO/クズ
GADORO&輪入道/真っ黒い太陽
唾奇, IO, YOUNG JUJU/Same As
野武士/N.O.B.U.S.H.I
Refugeecamp/4seasons
MC松島/ラッパーはモテる
などをかけた。

まずは来月おこなわれる第13回高校生RAP選手権への出場が決まっている静岡の新鋭、$ph1n(ドルフィン)のライブ。
「緊張で歌詞がトンでしまった」などと反省していたが、トラップにフロウをのせる流行のスタイルを展開。
この後のバトルにも参戦した。

続いてミステリオK-razyのライブ。
代わり際に二人とDJ Kenによる活動休止してしまったクルー、Dogs Chapsの曲も披露。

1回戦は64人による8小節×2本の勝負がおこなわれ、勝者のうちの約半分が続けてシードされた有名バトラーたちと闘い、32人が選出された。

初めて見た中では、-VasA-(バーサ)とZEEVEL(ゼーベル)がともにスキルが高かった。勝ったのは写真右手、後攻のZEEVEL。

フィメールのニコラシカは1回戦を勝ち、シード戦で当日エントリーのbunTesに敗れたものの、「アイドル現場ばかりだったけどMCバトルはやっぱり楽しい」と満足していたようだ。

いったんライブは休憩となって、MC KUREIのライブ。
前日の戦極17章本戦は惜しくも出場ならなかったが、リザーバー兼スタッフとして会場にいたところ、ヘッズたちから声をかけられ「ファンです」と写真などをねだられながらも「今日のバトル頑張ってください」と言われ、複雑な気持ちになったとこぼす。

続いてBALA a.k.a. SBKNのライブ。
なくなってしまった町田のライブハウスへ捧げる歌を、そこでの思い出のあるZeddの曲のトラックにのせて披露した。
来月出す予定だというEPより新曲も初披露。

ベスト32 結果
ゆうまーK’ill ○
BELLーマスオマスター○ 
テトー青二才 ○
K-razyーVENOM ○
MUSHーbunTes ○
jackpotーKAMUY ○
○JAKEー KーRIVER
KUREIーLuiz ○
Noah the 14ー$ph1N ○
エスリー ー小池潔宗 ○
中年XーBALA ○
妖怪首振らしーMC ALCI(アルシ) ○
ZEEVELーミステリオ ○
MC龍ーMAKI DA SHIT ○
バンビーFelipe ○
○RYOTAーBASIL

2回戦のバトルビートを担当したWAZGOGGのオリジナルビートを聞いて、和風なサウンドに合わせてK-razy
「風流 花鳥風月 和洋折衷」
などと言葉を繰り出したのは見事だった。
それに対し
「奴隷として連れてこられた黒人が作り出した音楽がHIP-HOPだ」
とルーツに迫ったVENOMが勝利。

ベスト16
K’illーマスオマスター ○
青二才ーVENOM ○
bunTesーKAMUY ○
○JAKEーLuiz
$ph1N(ドルフィン)ー小池潔宗 ○
BALA a.k.a. SBKNーMC ALCI ○
○ミステリオーMAKI DA SHIT
Felipe(フィリップ)ーRYOTA○

JAKE vs Luizが延長までもつれこむ激戦で、内容はコンプラものだったが、JAKEの「法治国家だけど悪法をいつまで放置しておくのか」という問題提起があったことは記しても大丈夫だろう。 

旧知の仲のフィリップRYOTAは爽快な好試合!

NASTYのライブ。
『サイボーグ009』の曲のじょう自身のバースや、ヘイターのことを歌った攻撃的な曲から、友達のことを題材にしたしんみりした曲まで幅広く聞かせた。

続いて、前日の戦極17章本戦にも出場したベテラン、山本びんたのライブ。
ごりごりにクラシックなスタイルのHIP-HOPで、観客のみならずプレイヤーたちの心にも響いていたようだ。

ベスト8は豪華客演陣で話題のアルバム『TASK FORCE』を出したばかりの人気トラックメイカー、呼煙魔がその場でMPCを叩いてバトルビート作り出していく。
しかも当初は2試合交代の予定だったが、呼煙魔みずから「毎試合替えられますけど、そうしますか?」と志願。
第1試合は「このバトルで自分を提示したいんだ」と語ったVENOMマスオマスターに勝利。

ベスト8第2試合 KAMUY vs JAKE
K「鳥取の砂漠の熱さを俺の札幌の寒さで凍らせてやる」
J「せっかくシーンの氷が溶けて暖まってきたところ。
ラップ始めたてのやつも上がる低いステージを俺たちで高く高く上げてく
エントリー費は2000円でもこのマイクは安くねえ」
JAKEの勝利。

ベスト8第3試合 は小池潔宗の勝利。
MC ALCI は去り際にハーモニカを演奏。

ベスト8第4試合は、「お前スベってるぜ」と冷静かつバイブスあふれる語りで押していたRYOTAだったが、ミステリオに距離をつめられ反射的に頬をビンタしてしまい、2バース目後半は「ゴメン、本当ゴメン」と意気消沈してしまい、ミステリオの勝利。

ベスト4(準決勝)第1試合はJAKE vs VENOM
「過去から今までつながってる」
と自分の過去を告白したVENOMに、 JAKE
「過去は向き合って乗り越えるんだ
今は二人ともどシラフ」
「犯罪も人生もうまいことやるのが大事」
には
「山田くんが座布団持ってくるぐらいうまい」
と返したJAKEが勝って決勝進出を決めた。

ベスト4第2試合、小池潔宗 vs ミステリオ
小「くぐり抜けてきた修羅場の数が深みを出す」
ミ「ビンタされたとこまだ痛い」
小「俺がなでてやるよ」(実際に頬をなでる)
ミ「小池 向こう行け」
小「俺がなでて(手と話題で)触れてやったのにいつまでその話をしてる」
小池潔宗の勝利。

決勝は小池潔宗 vs JAKE
先攻となった小池はPEKOのビートを選択。
小「本音で語れ 騙るな 矛盾したこと言うな」
J「ノーアルケミスト ノーケミカル いつもナチュラル」
※「アルケミスト」=錬金術師。他の金属から金を生み出すという中世の錬金術は、科学的には不可能であるため、「アルケミスト」には「嘘つき」という意味が含まれている。
 それを「ノー」で否定しているJAKEは、「俺は嘘つきじゃない」と前の小池潔宗のバースへのアンサーをしている。
小「出てるアドレナリン」
J「アドレナリン 遊べばいい リスクを背負わなきゃラッパーは名乗れない」

JAKEが優勝し、8月11日にZepp DiverCityでおこなわれる予定の戦極18章本戦出場をいち早く決めた。
前日の17章本戦で闘った黄猿ayakeruの夫妻より祝福のシャンパンが差し入れされた。




日本語ラップ好きなら絶対!!

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