その日、下北沢ディスクユニオンの入り口前には、イベント開始の1時間前から配布が開始されるイベント参加のための整理券を求めて、配布開始のさらに1時間前、19時過ぎからすでに20人ほどがガードレール沿いに集まっていた。
それは次第に両側に伸びていって列を何となしに形成し、何度も店員が店から出て来ては人の数を確認する。
やがて整列が開始されると、一瞬のスキをついて割り込む者などが現れたが、大きな混乱は起きなかった。
「あれがありならこっちもありだろうというのではなく、個別に対応して判断します」と毅然と対応した店員が立派だった。
整理券の配布が終了した後も、もし会場のスペースに空きがあれば入って見ることができるかもしれないという望みにかけて、100人以上が列をなす。
イベントは予定を少し過ぎてから始まった。
LEAP、Disry、Hangがライブをしたあと、唾奇が登場。
1曲目はこの日のバックでMPCをプレイしていたhokutoとの『Cheep Sunday』。
「みんなでCDをたくさん買って、音楽業界を活性化させてもっと大きな会場でイベントできるようになりましょう」と語った。
MPCプレイにのせてアカペラを披露したが、hokutoの談によるとあれはぶっつけ本番だったという。