UMB THE CHOICE IS YOURS 2017 観戦レポート
ライター:MC派遣社員(@prpmqjjpmzrm)
UMB春選抜のレポートです。
今回はお友達のきょーじ、かずさと後輩のふきの君、 弟といってきました。
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場所はお台場ZEEP TOKYO。 めちゃめちゃ広いというかステージがでかいのが印象的です。
派遣「ゼップでライブしたことあったよね? 実際ライブしてみるとどんな感じ?」
shima「 リハーサルでエコーもっと小さくしてくださいって言ったら、『 もう切ったよ』って言われて。そんくらい響くからやりにくいよ。 」
て、感じのライブハウスです。
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まず入るとDJタイムですが、
UMBはDJがありたっけのテクニ ック使ってくるので初っ端からめっちゃ上がります。
東京U Pの「ほな、うーちましょ」 から拍手のくだりを何度も繰り返すあたりで発狂しました。
DJタ イム時、僕ら会場内で一番はっちゃけてた自信あります(笑)

さて、この日からマスターオブセレモニー(司会)が晋平太から広 島のDOUGH BOYに交代。
晋平太「…誰?」
めちゃめちゃ司会うまかったです。進行スムーズですし、 声にも迫力ありました。
まずは1回戦ベストパンチラインです。
晋平太「お前もうれし泣きしてみろ。じゃないと時代は動かない。」(対SURRY)
BASE「お前は鼻歌まじり。俺は鼻水まじり。」(対句潤)
裂固「相手k-razy、バルタン星人。こいつRの何番煎じ?」(対k-razy)
MOL53「ポテンシャルとごめんカス。俺が踏んだから5点マイナス。」(対Kowree)
呂布カルマ「ストリート?俺はネットも触る。情報量。」(対GIL)
GIL「お前を切る白い悪魔だ」(対呂布カルマ)
ムートン「俺は人と同じことができない。だから人と違うことができる。」(対)じょう
早雲「越えられなかった関ヶ原?富士山超える。違う。エベレスト。チョモランマ。ちょっとタンマ。 レぺゼン走る京都ナンバー。」(対MAC-T)
CHILL-B「見た目はのび太とジャイアン?いやコービー・ブライアーント!」(対USU)
ベストバウトは第15試合目、輪入道対JAKEです。
再々再延長までもつれ込んだこの試合。
再々延長戦まではJAKE が
「俺の時計は右回り。着実に進む。」
「 俺はくそ田舎だから玄関にカギかけねえ。 心にもカギかけねえから土足で上がって来いよ」
試合後の去り際に輪入道が「これ決勝戦だっけ?」 と自ら漏らすほどの大接戦。
結果は 輪入道の勝利。
輪入道の「やたら使うよね下手な下ネタ。 テレビでても視聴率一桁。」
がうまく決め手となった。
もう1つは第2試合目の句潤対BASE。
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2回戦
第1試合で派遣本命の晋平太が、この日ノリノリの句潤に敗れる!
句潤の強烈なディスとフローが光った。
では、2回戦のパンチライン紹介。
adam「バトルシーンの雰囲気づくり。Hip-hopシーンのお邪魔虫。」(対k-razy)
MOL53「ここで決める特別。俺は格別。そして饒舌。そして毒舌。」(対黄猿)
GIL「ネバーエンディングにするために粘っこいラッパーの叫び」( 対ふぁんく)
ベストバウトはGIL対ふぁんくです。
GILの「中指を立てなきゃいけない時もある。でも、 トリガーを引こうとしてひかない時もある。 おれはミドルフィンガーはしまい込んだ。」
「噂のギャグラッパー!芸術は爆発じゃー!」

3回戦 ベスト8
ここまでで残ったのは順に句潤、adam、MOL53、MC松島 、ふぁんく、CIMA、ムートン、輪入道。 この日を通して勢いが特にあったのがムートンと句潤。
さて、3回戦のパンチライン。
MC松島「ただのファッションマリファナ君にしかなってないぜ」(対MOL53)
MOL53「こういうやつが多い大掃除するシーン、公開処刑の時間だな」(対MC松島)
ムートン「俺はあくまで悪魔だ。客騒ぐな。桜が咲くな。」(対輪入道)
輪入道「HIPHOPは即興じゃねえの?俺はトップオブザヘッド!」(対ムートン)
ベストバウトは輪入道対ムートン。
これも再延長までもつれ込む。
ここでベスト4に残った句潤、MOL53、CIMA、 ムートンによるライブが行われた。
当日のバトル成績がCD の売り上げに直結しやすくなるし、 ライブの魅せ方ひとつでその後のバトルで客を盛り上げやすくする こともできる。
毎回導入したほうがいいとまでは言い切れないが、 この春選抜にはもってこいのシステムだっただろう。
準決勝 ベスト4
先攻にビート選択権と8×4か16×2かを選ぶ権利が与えられる 。
MOL53対句潤
先攻句潤、いつもどおり16×2を選択。
DJセロリの流すビート のBPMに完全に合わせ切り、
「勉強もできない。 数式もできない。でも、音の上ならお茶の子さいさい。」
ムートン対CIMA
先攻ムートン16×2でDJhonndaのビートを選択。
「 蜂と蝶か、陰と陽、巻き起こすシンドローム」 などここまでと変わらず、
CIMAの「踏みつぶすティンバブーツ。むしろ、東京in my hood!」
「中指でどうやってラリアット? こいつのライブでガキ反応!」
などの“熱韻”が要所で決まり、
C IMA勝利。
決勝
MOL53対CIMA
先攻MOL53、かなり悩んだが、DJ YASの証言のビートを選択。
MOL53の「証言1!投げんなサジ!」のサンプリング( 要件だったかな?)
から始まったこの試合。
しかし、それに対し、
CIMAも「 メディアで稼ぐレーベルに入って何言うとん? 正社員に頭下げてもらう給料」
とまたも熱い韻で応戦する。
観客判定は微妙。
ほぼ割れているように聞こえるが、 もう一度司会のDOUGH BOYが即延長の合図!
ドラマチックすぎる最高の流れ!DOUG H BOY氏司会うますぎました、、、。
延長では仲間の支えがあってこそやってこれたというMOL53が 普段しないような攻め方を魅せる。
CIMAも過去の話などを巧み に、
そして熱く語るが、
MOL53が戦極CAICAからリリース した二枚のアルバムの話を絡めた後、
「二枚目のアルバムでとどめを刺す。エイベックス処刑と化す。」 とパンチラインを決め、
この大接戦を制す。
これにて、完璧なHIP-HOPアティチュードとビートアプロー チを兼ねそなえたMOL53が優勝。
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ロレックスの時計が賞状と共に送られることに!
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この大会は予選でもなんでも無いそうで、
本当にすごいレベルでした。
各MCの レベルはもちろんDJのレベルが高すぎました。
以後、 自分だってそのくらいはできると言わんばかりのフライングの嵐。
ビートを中断してしまったDJ YASがスクラッチ(だったかな?)で完全にCIMAのアカペラ に4小節合わせビートを戻したのはまさにプロ。

これから始まるUMB2017予選に、
[…] […]