ラップバトルは本当に即興なの?MCバトルの「ネタ」について
ライター:MC派遣社員(@prpmqjjpmzrm)
言xTHEANSWER「お家でこしらえてきたネタではニガリとやって勝てないってことがわかった」
みなさんこんにちは!派遣社員です!
たびたび申し上げますが僕は戦極の正社員さんとは別人ですよ!
さて、今日は「ネタ抗争」について。
いわゆるフリースタイルラップにおける仕込み、つまり即興ではなくなる部分ですね。
おうちでこしらえてきた7.8文字くらいのネタをビシバシ語尾合わせるとサクセスストリーどころか相手にディスられ、負け、コメント欄でボロクソ言われます。
〈ネタと引き出し〉とは
一般的になぜネタがダサいと言われるのか?
それはそもそも自宅などでフリースタイルラップ用の韻を作って、それをあたかも即興であるように魅せることに矛盾が生じるからです。
さらにいえば本来楽曲制作にストイックに取り組むはずのMCがバトルに力を入れすぎるとどうしてもダサく見えたり…などの理由ですかね。
一方引き出しとは、
自宅で「ネタ作るぞ!」みたいな勢いで作ってきたものでなく、
例えばサイファーなどで以前に踏んだものや、なんとなく日常で思いついた韻をその名の通り「引き出して」使うことですかね。
さて、一般的にはネタはNG、引き出しは良しとされることが多いですがどうでしょうか。
僕の考えを述べます。
「かっこよければどっちでも良い」
そう思いません?
怒られるのも怖いので名前は出しませんが、僕の好みのバトルをするあのラッパーもあのラッパーもみんな大好きあのラッパーもネタ仕込んでるよな〜って思うことあります。
でもかっこ良いです。逆にネタ仕込んできてもダサいのはダサいです。
ZEEBRAはTwitterかなんかで「ダサいラップするぐらいならパンチラインの1つでも仕込んでくる方が全然良い」って感じのツイートしてました。
あとついでに話しておきたいのが「使い回し」ですね。
同じ韻を他のバトルでも使うことです。スナフキンがよくやりますけどダサいですか?
僕はめちゃくちゃカッコ良いと思います。
これも同じですよね。
「ダサいのはダサいけどカッコ良いのはカッコ良い」
もうそのMCのスタンスとどこでどれをどうやって使い回すかだけです。
MCバトルにルールなんて無いんです。スポーツじゃないんです。
この文化はカッコ良いかダサいか、それぐらいで判断した方がむしろ楽しめると思います。
難しいことは考えず自分のフラットな感性で楽しみましょう!